認知症についてとその認知症病期
認知症とは?
正常に発達した知的機能が後天的な障害により持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態。
認知症は、病気の進行とともに、現れる症状が異なります。摂食嚥下障害も、認知症病型と進行により、異なります。
病期 | 症状 |
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軽度認知機能障害 | 職業上の複雑な仕事ができない。熟練を要する仕事の場面では機能低下が同僚によって認められる。 新しい場所への旅行は困難。 |
軽度 | パーティーの計画、買い物、金銭管理など日常生活での複雑な仕事ができない。 |
中等度 | TPOに合った適切な洋服を選べない。入浴させるために説得することが必要なこともある。 |
やや重度 | ・独力では服を正しい順に着られない、入浴に介助を要する、入浴を嫌がる。 ・トイレの水を流し忘れたり、拭き忘れる。尿失禁・便失禁 |
重度 | ・最大限約6個に限定された言語機能の低下、理解しうる語彙は「はい」など、ただ1つの単語となる歩行能力、坐位保持機能の喪失 ・笑顔の喪失 ・頭部固定不能、最終的には意識消失(混迷・昏睡) |